【オリンピック予選】オランダvsパキスタン その2 ‐それぞれの覚悟がぶつかった2日間‐

前回ご紹介したオリンピック予選 オランダvsパキスタン。

第1戦は熱戦の末、4-4の引き分けとなりました。

この第2戦でオリンピック出場権を得るチームが決まります。

前回の記事はこちら

試合開始

気温13度と、ダウンを着ないといられない寒さの中試合が始まりました。

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円陣からそれぞれのポジションへ向かうオランダ選手

 

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それぞれのポジションへ向かうパキスタン選手

第1クォーター オ1-0パ

オランダはとにかくハイプレッシャーをかけます。

このハイプレッシャーがパキスタンのミスを誘い、カウンターのチャンスを作ります。

しかし、自滅やパキスタンの最終ラインの好守によって阻まれます。

 

パキスタンも左サイドからドリブル突破し、サークルインしますが、シュートまでいけません。

 

そんな中、試合が動きます。

8分

#14 Kempermanから#18 Kellermanへのパスが通り、サークル左45度からリバースシュート。

これが決まります。

#18 Kellermanは初戦から2試合続けてのリバースシュートでのゴールとなります。

 

その後もオランダは積極的にプレーし、スライディングしながら必死に前線にパスを繋ぐなど、気持ちの入ったプレーでチャンスを作っていきます。

そのままオランダが流れを作り、Q1を1-0で終えます。

第2クォーター オ4-0パ

第1戦、パキスタンがオランダと互角に戦ったのには2つ理由があります。

1つはパキスタンが積極的にハイプレスをかけて、オランダに自由に攻めさせなかったこと。

もう1つはMFを使って、パキスタンが自分たちのリズムで攻めていたこと

 

この2つをオランダは完全につぶしました。

まずハイプレスは、とにかく早いリスタート(≠とにかく明るい安村)でパキスタンにプレスをかける時間を与えません。

通常、これだけ早いリスタートをすれば、ミスが出るはずなのですが、オランダはこれを全員でやり切ります。

 

2つ目。とにかくハイプレスでDFとMFへのプレッシャーをかけることでパキスタンのMFに自由にボールを持たせません。

ボールを持たせないどころか、ボールを奪い取るシーンも目立ちました。

その結果。

1分 PSで得点。

6分半 #8 Bakker→#16 Pruyserに繋げてリバースシュートで得点。

13分 #8 BakkerがPCを獲得。#30 Mink Van Der Weerdenが右下にフリックを決めて得点。

 

この間、ほとんどの時間がパキスタン陣内で行われ、結果的に試合が決まりました。

オランダがまさに「ゲームを支配した」時間帯でした。

第3クォーター オ6-0パ

オランダはプレスラインをやや下げますが、プレッシャーをかける速度は変わらず、とにかくパキスタンにボールを持たせません。

8分 オランダがカウンターでボールを奪い、#20 Pietersがリバースシュートで得点。

12分 #16 PruyserがPCを獲得。この2日間で初めて#27 Janssenがフリックを打ち、左下に決めます。

 

パキスタンを引き離し、試合を決定づけます。

第4クォーター オ6-1パ

オランダのプレッシャーが弱まり、パキスタンがボールを持つ時間帯が増えます。

2分 パキスタンがカウンターでこの試合初となるPCを獲得します。

これは決められませんでしたが、

7分 再びPCを獲得し、右下にフリックを決め得点。一矢報います。

 

その後もパキスタンはチャンスを作りますが、Q3までの失点はあまりにも大きく6-1でオランダの勝利。

2試合合計 10‐5でオランダが東京オリンピックへの出場権をつかみ取りました。

 

Welcome to Tokyo!!

試合後、両チームに惜しみない声援が送られていました。

オリンピック予選の試合動画はこちらで観ることができます!

オランダが凄かった

この試合、パキスタンが悪かったのではなく、オランダが凄かった、に尽きると思います。

 

第1戦

パキスタンは下馬評を覆してオランダを相手に互角(かそれ以上)に戦いました。

世界ランキングを見るとオランダ3位、パキスタン17位。

格下のパキスタンが、ハイプレスと、MFを使った攻撃を展開し、それをやり切って熱戦を繰り広げました。

 

格上相手に、逃げずに、ぶつかり合い、あれだけの試合を演じる。

中々無いことです。

 

このパキスタンに対し、第2戦。

オランダはパキスタンの「良さ」を先ほど述べたように完全に潰しました。

 

口で言うのは簡単ですがDFではハイプレス、OFではリスタート&速攻で、Q1、Q2はほとんど足が止まる時間帯が無く、しんどかったはずです。

 

ですが、これをオランダは全員が徹底してやり切っていました

特にMFのBakker、FWのBlinkman、Pruyserのプレッシャーのかけ方にはスタンドからでも分かる、「鬼気迫るもの」を感じました。

 

初戦はパキスタンの「逃げない覚悟」

 

第2戦はオランダの「やり切る覚悟」

 

人が織りなす純粋な想いを、ホッケーを通じて見せてもらいました。

 

僕にとって改めてホッケーの力を感じた2日間となりました。

皆さんも是非、機会があればお近くのホッケー会場へ足をお運び頂ければ嬉しいです。

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