【徹底解説】ドイツで知らない人はいない!? インドアホッケーって何ですか??

Moin Moin!

突然ですが、

”インドアホッケー”って知っていますか?

 

ドイツでは冬からインドアホッケー(以下、インドアと表記します)のシーズンが始まります。

11月中旬から2月中旬まで、ほぼ毎週試合が行われ、アウトドアにも負けず劣らず熱い戦いが繰り広げられます。

 

日本でインドアをプレーできる環境は、僕が知る限りありません。

ほとんどの方が

 

「インドアホッケーって6人制ホッケーみたいなものでしょ?」

 

と思われているのではないでしょうか?

 

僕も最初はそう思っていました。

しかし、実際にプレーすると、別のスポーツといっても過言ではないことが分かりました!

 

そこで、今回は「インドアホッケーとは何ぞや?」徹底解説していきたいと思います!

 

ルール

アウトドアと、インドアでは大きくルールが異なります。

実際にプレーしてアウトドアと大きく違いを感じたのは次の3つです。

1.ボールを浮かしてはいけない

1㎝でも浮かしてはいけません!

よって3Dスキルや、浮かしたパスが使えません。

相手のスティックをかわしてプレーしていく必要があります。

無理にドリブル突破を試みると、スティックダウンした相手に必ず取られてしまうので、アウトドア以上にパスを意識しましょう。

2.プッシュしか使えない

ヒット、スイープが使えないので、プッシュで強いシュートを打つ必要があります。

さらに、ゴールが小さいので、ゴール上も狙いたいところです。

プッシュでのシュートスキルが求められます。

3.サイドラインに壁がある。

サイドラインに壁があるので、壁パス、一人ワンツーといったプレーが可能になります。

壁パスを使う時に、どこで反射させるか。

レシーブする時にも、入射角と反射角を考えて、どうポジショニングするのか。

など、考えることが1つ増えます。

面白いです。

Halle 全体

インドアの練習風景。体育館のような造り

 

主なルールの違いを表にまとめたものが以下です。

Rules 2

 

用具

用具もアウトドアとは異なるものを使用します。

僕は、チームメイトのPhilipが経営する「Sports Shop West」で用具を購入する予定です。

SSW 1S

Sports Shop West店内 この時期はインドア用スティック中心に置かれていた。

 

スティック

アウトドアのスティックと比べて、厚み素材が大きく異なります。

 

まず、厚みについて。

インドア用のスティックは、アウトドア用と比較して、薄くて軽いのが特徴です。

Indoor Outdoor 比較

インドアとアウトドアを比較すると厚さの違いは一目瞭然 左:インドア 右:アウトドア

 

軽いので、アウトドアよりも速いパスを出すことができます

手元にある僕のスティックでは、100gほどインドア用が軽くなっていました。

 

次に素材ですが、ウッド(木材)とコンポジット素材が普及しています。

アウトドアでは一般的なコンポジット素材ですが、インドアでは、ウッドの人気が高いです。

ボールタッチの感覚、レシーブのしやすさ、が人気の理由です。

Carbon Wood比較

上:コンポジット素材 下:ウッド 上はY1というイギリスのブランド。ドイツではよく見る。

 

カービングの種類についてはアウトドアと大きく変わりません。

【ストレート/ローボウ】

ベーシックなタイプ。

レシーブ、ストロークがしやすい。

.JPG

左:ストレート 右:ローボウ 右のスティックをチームメイトのKonstiから借りて試用中。

【Extreme ローボウ】

浮かしたシュートを打ちやすい。

インドアではシュート以外、ボールを浮かすことが出来ないので、アウトドアほど優位性が無いように思います。

ただ、ゴールが小さいインドアではシュートシーンで、より上を狙う必要性があるので、FWの選手ほど使いたいスティックと言えるのでしょうか。

Lowbow

【バナナ】

これはVoodooしか販売していませんね。

ヘッドがわずかに内側に曲がっており、スピンがしやすいです。

Banana

ヘッドの先が少し内側に曲がっている

 

フィールド

.JPG

床材はポリウレタンかそれに準ずる素材。サイドライン際には、10㎝ほどの高さの壁(木材)がある。

 

ドイツはハンドボールが盛んで、インドアのフィールドはハンドボールと兼用で使われることが多いようです。(ハンドボール以外のインドアスポーツと兼用しているケースもあり)

床材は体育館などに使われる木材ではありません。

ハンドボール用の床材を調べてみるとポリウレタン製のものが見つかったので、ポリウレタンかそれに準ずる素材が使われていると思われます。

ボール

ルールを読むと、ボールはアウトドアのものと変わりません。

ですが、実際に触ってみると、表面のでこぼこが無く、ボールタッチの感覚が違います。

また、床材との関係で、アウトドアと比べるとボールがはねにくいです。

グローブ

インドアでは左手にグローブ着用が義務付けられています。

アウトドアのものと比べて、手全体が守れるようになっていて、その厚みがあるのが特徴です。

これは、ボールを浮かしてはいけないというルール上、必然的にDF時にスティックを地面につければ、相手のドリブルやパスを止めることが可能なことに起因していると思われます。

そのため、スティックを握っている左手を使って守ることが基本となり、グローブの着用がルール化されています。

DF

スティックダウンしてしっかり守る。 このようなシェルタイプのプロテクターもある。

シューズ/すね当て/マウスピース

インドアホッケー用のシューズはありません。

インドアスポーツ用のシューズを履いてプレーしています。

すね当てもアウトドアと同じものを使用します。

マウスピースはルールではありませんが、アウトドア同様、基本的にみんな装着します。

実際にインドアをプレーして

インドアホッケーは思った以上に楽しかったです。

 

なぜか?

 

まず、先ほど触れた通り、ボールスピードが速く、グラウンドが狭い(アウトドアの5分の1)です。

そのため、プレースピードが速く、アウトドア以上に迅速な判断が求められます

常に次の選択肢を頭に入れ、味方と意思疎通を図りながらプレーしなくてはいけない難しさがあり、それが出来た時の爽快感は格別です!

 

次に魅力的だったのは、たくさんボールに触れることができることです。

フィードプレーヤーが5人しかいないので、必然的に一人当たりがボールを受ける回数が増えるので、休む時間がほとんどありません

FWあるあるですが、1クォーターで一度もボールを受けれなかった、なんてことないでしょうか?

インドアでは絶対にないです!

DFで気を抜けば、即失点につながる、緊張感もあります。

 

最後に、冬場に室内でホッケーが出来るのは嬉しいです。

ホッケーをやっている人は分かると思うのですが、冬場のホッケーは本当にしんどい…

かじかんだ手で、ハードストロークすると手が痛くてそれだけで気持ちが萎えます…笑

その点、インドアは、冬でも半そで半ズボンで気持ちよくホッケーできます。

寒い地域でインドアホッケー、良いのではないでしょうか!?

 

まとめ

今回は日本ではなじみの薄いインドアホッケーについてご紹介しました。

ボールを浮かしてはいけない!/プッシュしか使えない!/壁パスが出来る!

といったアウトドアとのルールの違い

 

スティックの素材・形状/ガンダムのようなグローブ

といった用具の違い

 

迅速な判断が求められるスピード感/少人数だからこそのボールタッチ回数の多さ/温かいプレー環境

といったインドアの魅力

 

思った以上にインドアとアウトドアの違いを感じた方も多かったのではないでしょうか?

 

ここまで読んでいだいた方の中には、これだけアウトドアと違いがあると、

「インドアをやってもアウトドアに活きないのでは?」

と思われる方もいるかもしれません。

 

そんな方には以下の記事を読んでいただきたいと思います。

http://www.fih.ch/events/indoor-world-cup/5th-womens-indoor-world-cup/news/indoorsoutdoors-whats-the-difference/

記事では、アウトドアとインドアの比較をテーマに、ドイツ代表の男子インドアヘッドコーチとオーストラリア代表の女子インドアキャプテンへのインタビューがされていますが、その中に次のコメントがされています。

 

“If you are good at skills indoors, you will be even better outdoors,”

「インドアで良いスキルを身に着ければ、アウトドアのプレーはもっと良くなる」

 

プレースピードの速さ

3Dスキルを使えない中でのプレー

プッシュしか使えないプレー

 

これらを経験することで、プレーの質が大きく変わる可能性があることを示唆しているのだと思います。

ドイツに来てから、上手な選手ほど、球際の強さ、ゴール前の決定力があると感じていましたが、その理由の1つが”インドアホッケー”なのかもしれません。

 

これから、シーズンが始まってもっとインドアの魅力が発見できると思いますので、また皆さんに伝えることが出来ればと思います!

 

インドアホッケーについてご質問あれば、コメント欄にお願いします!

Tschüss!!

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