【体験談】メンタルトレーナー中嶋進さんとのセッションその2
Moin!
ハンブルクは今、天気・気温・湿度全てが最高な時期なので、はやく元通りの練習予定になる日が待ち遠しいです。
先日、2回目となるメンタルトレーナー中嶋進さんのセッションを受けさせていただきました。

※初回記事はこちら
今回も中嶋さんとのコラボになっていますので、中嶋さんのブログ記事の方も是非読んでいただければと思います。
このたびも様々なことをお話させていただきました。
地元が一緒だったり、知る人ぞ知る高岡英夫さん(写真内の本は高岡さんの著書)の話で盛り上がったり、共通点の多さに驚いており、その辺りもいつか記事にしたいと思っています!
数あるトピックの中でも、今回は「イメージの再現性を高める」ことについてお話したいと思います。
これは僕が久しぶりに練習して感じた課題が背景にあります。
2か月以上ホッケーが出来ない状況が続いたので、その間もっぱらイメージづくりをしていたのですが、いざグラウンドでそのイメージを再現しようとした時に、100%再現できない部分がありました。
具体的には、GKがいる状態でシュートを打つシチュエーションです。
GKがいるゴールを見ると無意識に強いシュートを打とうとして、前腕と手に力が入り、結果手打ちになって精度と威力が落ちてしまいました。
頭ではわかっていても、プレーに落とし込めない。
「イメージ」と「実際のプレー」のギャップをどのように埋めていくか、というのが今回のテーマです。
解決案
【動作に課題がある場合】
- フォームを意識しすぎない
動作に問題があるからといって、フォームの1つ1つを意識的にチェックして直していく方法はよくないようです。
以前、イップス[1]を研究されている方と話した際にも、1つ1つの動作を分けて考えてしまうことは、全体の調和を乱し、それがイップスを加速させるという話でした。
- 動作イメージに楽しい感覚を上乗せする
自分の動作を何かに例え、そのイメージを楽しめるようになると良いようです。
例えばストローク動作の時に、「ムチ」や「でんでん太鼓」などをイメージしてみることです。
特にでんでん太鼓はおもちゃなので、僕は楽しい感覚を乗せやすい印象です。
【メンタル面での課題の場合】
- 上手くいくイメージにシュートの軌道を掛け合わせる
僕の場合、GKがいないと力まなくなるので、動作の課題というより、「GKがいる」ことに対する精神的な反応が原因だと思われます。
そこで、次回の練習からは常に「GKがいない」イメージで、サイドボードに強いシュートを打っていこうと考えています。
この時、シュートの軌道をイメージしてその再現性を意識していきます。
ダーツでも、的を狙ってそこに当てようとするとうまくいかなくても、的までの軌道をイメージして、その軌道に乗せるイメージで投げると、的にあたるようになるケースがあったようです。
ということで、次回の練習ではこのイメージで取り組んで行こうと思います。
またその結果も、この記事で報告出来ればと思います。
ホッケーをより楽しめるようにするには
最後に、ホッケーをどうしたらもっと楽しめるようになるか、という質問をさせていただきました。
中嶋さんはビーチテニスの元日本代表でもあり、ビーチテニスの観点から「手軽さ」を挙げていました。
ビーチテニスはビーチとラケットとボールと簡易コート(重さ約5㎏。5分で設置可)、そして相手が1人いれば練習できます。
ホッケーは11人制なので人数も必要ですし、ピッチは他競技との互換性が低く、道具も多く、散水も必要。
プレーするまでのハードルが高いです。
そうすると、インドアホッケーやバスケの3on3のような、より手軽にできるという要素も考えていく必要があるのかもしれません。
インドアホッケー、楽しいんですけどねー
やっぱり体育館が傷つくとか言われてしまうんでしょうか…?泣
今回も中嶋さんとお話させていただいてとても勉強になりました。
ありがとうございました!
[1]精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、突然自分の思い通りのプレー(動き)や意識が出来なくなる症状。中学野球部時代、筆者も経験したが、キャッチボールをすると、相手のはるか手前にボールを叩きつけてしまい、野球どころではなくなってしまった。
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