海外でプレーしたいと思っている人達へ(2):海外でプレーするために僕がやったこと

Moin!
前回は日本人選手が海外でプレーすることの意義を「選手個人の成長」、「国内競技の発展」という点から見ていきました。
まとめると海外でプレーすることによって、「自身の競技力が高まり」、また海外で学んだことを日本で再現する人材が増えることで、「日本国内の競技力が高まっていく」、という内容でした。
前回の記事は以下から。

海外でプレーしたいと考えている人達へ(1):海外でプレーすることの意義


今回は、具体的にどうしたら海外でプレーできるのか。
海外でプレーするに当たって何が必要なのかについて、僕の体験に基づいて書いていきたいと思います。

目次

  1. なぜ海外でプレーをするのか。腹を決める。
  2. 海外でプレーした人の話を聞く。
  3. どの国で、どのように活躍したいのかを決める。
    • チームにコンタクトを取り、条件を決め、契約する。
    • チームにコンタクトを取る
    • 条件について
    • チームにコンタクトを取る時期
  4. チームにコンタクトを取り、条件を決め、契約をする
  5. 渡航までの準備


1.なぜ海外でプレーするのか。腹を決める。


腹を決めていなければ諦めていた。

どうやったら海外でプレーできるのか、という具体的な方法論よりもまず先に「腹を決める」ということを書かせていただきます。

なぜかというと、僕自身1部のチームを離れなくてはいけなくなりつらい時期がありました。
もし中途半端な想いや迷いがあったら、おそらくその時点で海外でホッケー選手をするという道をあきらめていたと思います。

そして今2部でプレーしながらこうして情報を発信することも無かったと思います。

多かれ少なかれ海外でプレーする時は何かしらの困難がつきまとうでしょう。
その時に必要なのはホッケー技術ではなく、自分自身とどれだけ向き合ってきたか、「腹を決める」ことができていたか、です。

かなり長くなりますが、大事なことだと思いますのでお付き合いください。

日本人は「自分で決断する」経験をしづらい

前述の通り、海外でプレーするに当たって最も重要なのが「なぜ海外でプレーするのか」自分自身が納得できる答え、どれだけつらい状況に陥っても踏ん張れる原点を見つけることです。

ここの掘り下げが甘いと、今後のプロセスで困難に直面した時に迷いが生まれ、行動が遅くなったり、妥協が生まれたり、仮に海外でプレーするチームが決まったとしてもそこで折れてしまう、ということになります。

ここから先は全て「自分で決断」しその結果を全て自分で負わなくてはいけません。

残念ながら日本の教育システム/社会システムは自分で決断する機会が乏しく、多くの日本人にとって自分で決断することは難しいものになっています。
相対的に外国人よりも「自分で決断する力」が弱いであろうことも自覚しておくことは必要です。(=その分、仲間と協調する力は高いと思います。良し悪しではなく、そういう特徴がある、ということです。)

 

例えば日本にはスポーツ推薦という制度があります。

これにより、その年代でトップレベルの競技水準を有しているという理由だけで進学先が自動的に決まります。

「顧問の先生に進められたから」「強豪校だから」「授業料が安かったから」「学校の施設が良かったから」「推薦を出してくれたから」といった自分の「外側」にある理由で決めることが多いのではないでしょうか

自分の「外側」にある理由だけで動いている人は、次のような思考に陥ります。

顧問の先生が良いっていったから進学したけど、自分の思ったような生活が送れない。
強豪校だけど、周りの選手のレベルが高くてとてもポジションを取れる気がしない。
授業料は安いけど、仲間と合わないから楽しくない。
学校の施設は良いけど、監督と反りが合わないからやる気が出ない。
もっと仲間が、監督が、環境が良かったら自分はもっと活躍できるはずなのに…

スポーツ推薦を「受験」に置き換えても成立します。

日本には「受験」という制度があります。

これにより、その年代でトップレベルの「知能水準」を有しているという理由だけで進学先が自動的に決まります。

そこには「担任の先生に進められたから」「偏差値が高かったから」「授業料が安かったから」「学校の施設が良かったから」といった自分の「外側」にある理由で決まっています。

自分の「外側」にある理由で動いている人は、次のような思考に陥ります。

偏差値の高い学校だけど、周りの生徒のレベルが高くてついていけない。
授業料は安いけど、友達と合わないから楽しくない。
学校の施設は良いけど、先生と反りが合わないからやる気が出ない。
もっと仲間が、先生が、環境が良かったら自分はもっとうまくやれるはずなのに…

このように、決断を自分の外側にあるものに頼ってしまうと、何か難しいことに直面した時に、自分以外のもののせいにしてしまいます。
スポーツ推薦や受験を「海外でプレーする」に置き換えても同じです。

次を見てみましょう。

両親/顧問の先生が良いっていったから海外に行ってみたけど、自分の思ったような生活が送れない。
強豪国だけど、周りの選手のレベルが高くてついていけない。
給料は出るけど、チームメイトと合わないから楽しくない。
チームの施設は良いけど、監督と反りが合わないからやる気が出ない。/監督の言葉が分からないから上手くコミュニケーションが取れない。

もっと仲間が、監督が、環境が良かったら自分はもっとうまくやれるはずなのに…


こうしたマインドは成功を遠ざけてしまいます。
受験やスポーツ推薦というシステムと日本の文化は「自分で決断」する前に、「偏差値」や「競技力」、「親」、「先生」といった外部要因が先だってしまう傾向があるのは否めません。そうである以上、こうしたマインドを持っていることは個人の責任とは言い切れないと思います。

しかし、そんなことを海外チームは知る由もないですし、知っていたとしても結果が全ての競技に取り組む以上言い訳になりません。

我々に出来ることは、自分の「外側」にあるものを一旦忘れて、自分の「内側」と向き合い、自分で決断することです。


ドイツは自分で決断できる機会と選択肢が多い。

ドイツでは小学校への入学、進学、進級、就職のあらゆる場面で自分で決断するor選択肢が多いです。
また、第二次世界大戦時に全体主義に走ってしまった反省から、周りがYesと言っても、間違っていると思ったら一人だけでもNoと言えるよう促す教育がされているそうです。

実際、チームメイトAの誕生日会に呼ばれた時、チームメイトB&CがチームメイトAの妹の彼氏を相手にヴィーガンの是非について喧々諤々の議論し始めたのを見て呆然としました。

これが一般的ではないと思いますが、システムや教育により、「自分のことは自分で決める」「自分の意見をはっきり言う」という社会の風土があるように思います。

■入学
まず小学校への入学ですが、ドイツ人(の両親)は就学年齢を選択できます

これは日本でも話題になっている、4月生まれと3月生まれ(早生まれ)では体力や知能面で大きな差があり、早生まれの子どもがスポイルされやすいという問題に対応するための制度だそうです。
この場合、親が選択するのですが、これにより同学年にいる年齢幅が広がることで年齢に対する固定観念が薄れ、後に説明する留年率の高さなど、「自分のペース」で学ぶ意識が醸成されているのではないでしょうか。

■進学
ドイツ人は4年生(10歳前後)のタイミングでHauptschule、Realschule、Gymnasyumという3種類から進学する学校を選びます。

HauptshuleとRealschuleに入れば、大学には進学できず、職業学校に進学することになります。

当然将来の給料にも影響します。

この時ポイントなのは、成績や学業というよりも「どちらが自分に合っているか」、つまり評価軸を「自分」に置いて考えているように見えることです。

これはあくまで個人的な主観になりますが、僕のチームメイトにもそれぞれの学校の出身者が混ざっているのですが、Gymnasyum出身だから横柄な態度を取る人もいないですし、Hauptschule, Realschuleだから卑屈な態度を取る人もいません。

あくまで自分は自分、人は人。自分の「内側」にあるものを重視しているように感じ、それぞれの決断を尊重する姿勢が見られます。

■進級
ドイツでは、日本で言う高校を卒業するタイミングでAbschlussという卒業資格を取得します。
チームメイトに5人17歳の子がいるのですが、その内の1人だけが今年Abschlussを取得してお祝いされていました。

なんでみんな同い年なのに一人だけしかAbschlussを取得していないのか不思議に思って話を聞くと、前述の就学年齢のタイミングをずらすだけでなく、留年しているようなのです。

チームメイトによると、クラスメートの大体半分ぐらいは留年しているとのことでした。
日本のようなネガティブな感じは無く、必要な成績取れなかったら仕方ないよね、というあっさりした感じで話していました。

■就職

入学、進学、進級は両親の選択や成績という要素もあり、純粋に自身の決断といえないかもしれません。
ただ、こうしたものが積み重なって、「自分のことは自分で決める」「人に無理に合わせなくて良い」という雰囲気が醸成されていると思います。

その集大成が「就職」に表れています。

ドイツでは日本のように新卒一括採用の制度が無いので、企業が個別に募集している求人を探して応募します。

その求人には勤務地や給料、職務内容、必要資格が明記されています

そのため、ドイツの学生は自分がなりたい職種を見据えて学生時代に勉強し、必要資格を取得し、職を得るのです。

ドイツで職を探すか考えていた時、「お前は学生時代何を学んだのか」「何の論文を書いたのか」と毎回聞かれて回答に窮してしまいした。(学部は法学部政治学科、論文は安全保障関係の論文(タイトルも思い出せない)を書いただけ…当然法律関係の資格もなく、政治関係の仕事にも興味なし)

日本は学生のポテンシャルをみて採用するので、学生時代に学んだことと仕事の結びつきが緩く、学生側も「何のために勉強するのか」「どういう仕事に就くのか」という意識が欠けたまま就職する傾向が強いように思います。

良し悪しは別として、ドイツは教育/社会制度から「自分で決断する」経験が培われていきます


当然、ドイツにスポーツ推薦は存在しません。

ホッケーで飯が食えると思っている選手はドイツ代表にもいません。

ドイツ代表MFのTobias HaukeはHSV(ドイツブンデスリーガ2部のサッカーチーム)で働いていましたし、ドイツ代表主将のMartin Hänerは医者として働いています。

全員、ホッケーとは別に勉強をしっかりして、ホッケー引退してからのキャリアを見据えた上で、競技に全力で取り組んでいます。

ホッケーで食ってはいけない。だから仕事もする。家族との時間も必要。それでも時間を割いてホッケーを全力でやる。

ここに彼らは意味を自分で見出して取り組んでいます。

ドイツ以外の強豪国も多かれ少なかれ近い状況だと思います。

外国人が大人びてみえる、というのは遺伝子的なものだけではなく、「自分の人生を自分で決断しているか」「自分の決断の責任を取る覚悟があるか」「腹が決まっているか」といった部分も大いにあると思います。

スポーツ推薦や受験、日本の就職制度は、自分で選択する、というよりも「強豪校に行ける/受験しなくても有名校に通える」「有名大学に通える」「有名企業で働く」という自分の「外側」にあるものが働く割合が高く、それが競技の上ではマイナスに働いているのではないでしょうか。


「自分で決断できる」奴らと戦わなくてはいけない

最後に頼れるのは自分しかいません。

チームの中で厳しい立場に立たされた時、助けてくれる人はいません。

日本のように補欠がたくさんいることはありえないので、慰め合える友人もいません。

全員ベンチ入り、試合に出るためのライバルです。

ここで試合に出られなければ移籍するしかありません。

「結果を出して」「自国の選手よりも使う価値がある」とヘッドコーチに思わせなくてはいけません。

「誰かがきっと助けてくれる」あるいは「誰かに言われたから海外にきた」という考えでは、例えホッケーが上手くても絶対に勝てません。

「自分の人生に自分で責任を負う」

海外でプレーする以上、どれだけしんどくても、結果を出す。
結果が出せなければチームにいられないことを覚悟する。

こうしたことを全部ひっくるめて「腹を決める」必要があります。


どうやったら腹を決められるのか。

「腹を決める」ということを言い換えると「自分の責任で行動する」、そしてそれを突き詰めると「自分の人生に自分で意味を見出す」ことだと思っています。

簡単なことではありません。

実際に体現している人はごく僅かですし、僕自身試行錯誤しながらで、迷うこともしばしばです。

僕は就職活動から6年以上悩み続けて、ようやくドイツでホッケーするということを決めることができました。
それでもドイツでホッケーをしている間、折れそうになったこともありますし、自分がどうやって食べていくか、引退後何をするかについても考え続けてきました。

絶対の答えはなく、日々変わりゆく環境や自分自身と正面から向き合い続ける。終わりは無い。というのが実際だと思います。

とはいえ、これだけだと手がかりも無く、途方に暮れる方も多いと思いますので、僕が考えてきた中で、役に立った方法をご紹介しますので、参考にしてください。

①自分がどういう人間かを知る。

まず、はじめに「なぜ海外でプレーをするのか」を考えてみてください。
「上手くなりたいから」、「世界レベルを体験したいから」といった答えが出て来たかもしれません。

ですがそれではまだ不十分です。

「上手くなりたいのか」⇒(なぜ?)「日本代表になりたい」⇒(なぜ?)「有名になりたい」⇒(なぜ?)…

どんな答えにたどり着いたでしょうか?

納得できる答えにたどり着けたでしょうか。それともピンとこなかったでしょうか。
この問いの先には、言葉では説明できないけれど自分自身は心から納得できる答えがあります。
あなたが根源的に、本能的に求めているものです。

そこに行きつくためには、単に問いを繰り返しているだけではたどり着けません。

あなた自身がどういう人間なのか、を知る必要があります。

例えば以下のような問いです。

※小学生、中学生、高校生、大学生、社会人それぞれのタイミングで自分がどのように考えていたのかを振り返ってください。
将来の夢は?
将来の職業は?
理想の人は?
理想の年収は?
理想のパートナーは?
あなたの信念は何か?
自分の好きだったところは?
自分の嫌いだったところは?
自分の尊敬できたところは?
自分の自慢できたところは?
コンプレックスだったことは?
一番大事にしていたものは?
一番おろそかにしていたものは?
どういう性格だったか?
決断を迫られた時、どのような判断基準で下したか?

こうした問いを、時間をかけて繰り返していくことで、自分の考えが深まっていきます。

以下の本を読んでみてください。

自分を知るためにもがいたであろう人たちが書いた本なので、信頼できると思います。

「メモの魔力」前田裕二

「絶対内定」杉村太郎

②自分がどうありたいかを考える。(Wanna be)

①でひたすら自分を突き詰めていくと、自分が何者なのか、なんとなく見えてきます。
その上で、「自分がどうありたいのか(Wanna be)」を考えていきます。
ポイントは「何をしたいか(Wanna do)」で考えないことです。
Wanna doはこの場合「海外でプレーをする」になってしまいます。
しかし知りたいのはその先です。
Wanna beを考えることで、自分の根源的な欲求に気づくことができると思います。

③自分が何をしたいかを考える。(Wanna do)

Wanna be が定まったあとにWanna doを考えていきましょう。
「海外でホッケーをする」という答えのままでしょうか?
それとも別の何かに変わったでしょうか?
どちらにせよ、考える前とは違う視点で物事が見られていると思います。

自分と向き合ってください。

親や先生、友達、偏差値、チームのブランドなど「外側」の情報は全て捨てて、「内側」を見つめてください。

親が言ったから、先生が言ったから、友達が言ったから、世間体が良いから、といったことはあなたの「内側」とは一切関係ありません。

自分の「内側」に目を向けて、そこから目を逸らさない。

それが「腹を決める」ことだと僕は思います。

2.海外でプレーしたことのある人の話を聞く。

自分の内側を見つめることができたでしょうか。
腹は決まったでしょうか。
自分で納得できる答えが見つかれば大丈夫です。


その次は海外情報を集めていきましょう。
今はインタビュー動画や本、記事などさまざまな媒体から海外の情報が手に入ります。
まずはそれらを調べて事前知識を得ましょう。

その次に海外でプレーしたことのある人、もしくは海外で指導経験のある人の話を直接聞いてください。
自分の競技の中でそういった人がいなければ、他競技で海外経験をした人の話を聞くことも1つの手でしょう。
事前調査した情報路湯であなたの本気度が伝わります。
本気度が伝われば、相手もそれ相応の情報を教えてくれるようになると思うので、全力を尽くしましょう。

僕は飛田尚彦さんに話を伺いました。
日本人選手で初めてEHL(Euro Hockey League)に出場された方です。


3.どの国で、どのように活躍したいのかを決める。

次にどの国でどのように活躍したいのか、を決めましょう。

今はPro League(https://fih.live/)で各国代表の試合が見られたり、ドイツ国内リーグの試合はこちら(https://www.hockeyliga.live/)で無料視聴可能です。

こうした情報をまとめ、自分がどの国で、どのようにプレーするのかを考えていきましょう。

僕は各国トップチームが集まるEHLをオランダまで観に行きました。

渡航先はオランダにはなりませんでしたが、各国トップチームを生で観戦出来てとても良い経験になりました。


4.チームにコンタクトを取り、条件を決め、契約する。

チームにコンタクトを取る。

ここまででどの国でプレーしたいか、そしてどのようにプレーをしたいかが決まったはずです。
そして大方目安となるチームも見えて来たのではないでしょうか。
あとはそのチームに連絡を取り、交渉しましょう。
ホームページに何らかの連絡先が記載されているはずです。
この時、自分が「どのようにプレーをしたいか」というイメージに応じた、自分のプレー動画集を作って売り込むことが重要となるでしょう。

プレー動画集を作って、Youtubeにアップすればリンクを送るだけで、海外チームの人があなたのプレーを観ることができます。例えばこんな感じです。

ここで一つ断っておかねばならないことがあります。

僕はこのプロセスを飛田さんにお任せしました。

当然有償ですが、有効な手です。

海外クラブも、どこぞの馬の骨とも知れぬ日本人選手と契約するよりは、見知った人の紹介があった方が安心するからです。

条件について

条件はチームとあなたの実績・能力次第です。
参考までに、ドイツ1部でも全員に給料が出ているわけではありません。
2部でも給料が出ているチームはあるそうですが、話を聞く限り1部昇格を狙っている上位チームに限られているようです。

家を貸与してくれるチームは割とありそうなので、このあたりは交渉してみましょう。(出来れば光熱費+ネット代も)

ちなみに僕の場合、食費は一人暮らし&自炊&日本食材をほとんど使わない、で50€/週(約6500円)で収まっています。
ご参考まで。

チームにコンタクトを取る時期

ドイツのBundesliga(1部、2部)の場合は9月上旬から10月下旬に前半戦、3月下旬から6月下旬に後半戦が行われます。(1部は11試合、2部は9試合ずつ)

そのため後半戦が終わる少し前(6月)か前半戦が終わる少し前(10月)のタイミングでコンタクトを取るのが良いでしょう。

他のリーグもリーグ終了直前ぐらいから連絡を取るのが良いでしょう。他のリーグのスケジュールはみなさんで調べてください。

ビザについて

日本人が海外でプレーをするにはビザが必要です。

参考までに僕がドイツでプレーするために使用したビザを紹介します。

シェンゲンビザ:申請不要だが、180日の内90日しか滞在できない。ドイツの場合、前半戦、後半戦で日本とドイツを往復すれば試合はできる。
ただ、家の荷物を移動させないといけなかったり、時差だったり、何かと大変。

ワーキングホリデービザ:31歳未満であれば、申請の上ビザを取得可能。僕が取得した時に書いた申請方法はこちら。1年じっくり滞在できるのは大きいです!

職探しビザ:最大半年まで。僕はワーホリを延長するのに利用。僕が取得した時の申請方法はこちら

就労ビザ:ドイツで何らかの職業に就くことで発行されるビザ。クラブ支給の給与だと相当好待遇でないとこのビザを取得するのは難しい。ただ、日本と海外を往復するのはかなり負担大きいので、何とかこのビザを取りたい。


5.渡航までの準備

ビザ

前述の通り、シェンゲンビザ以外だと手続きが必要で時間もかかります。
時間に余裕をもって準備しましょう。

JHAからの書類(NO OBJECTION CERTIFICATE)の取得とチームへの送付

これは国内リーグから国外リーグへ転出する際に必要となる書類です。
JHA(日本ホッケー協会)の事務局に連絡をとることで手配してもらえます。

プレーを磨く

色々書きましたが、プレーはやはり大事です。
どれだけあなたの腹が決まっていても、プレーが基準に達していなければ信頼してもらうことはできません。
アスリートとして、言わずもがなですがプレーは徹底的に磨きましょう。

語学

プレーより重要度は下がりますが、語学も成功するために大切な要素の1つです。
個人的にはポジションが後ろに下がれば下がるほど細かい指示が必要になるので重要度は高まっていくと思います。

その点僕はFWなので、プレスの掛け声と一部DFに関する指示だけ理解しておけば何とかなりました笑

ドイツのほとんどのチームはドイツ語がチームの共通言語になっていて、試合中はドイツ語が必須です。(一部外国人選手を多く雇用しているところは分かりませんが…)
英語が出来れば、ドイツ人は大体英語が喋れるので最初の内はチームメイトがフォローしてくれるでしょう。

※ドイツ人の英語事情
ドイツではヘッドコーチぐらいの年齢(40‐50歳)は英語が苦手な人が増えくる印象です。今のチームのヘッドコーチはあまり英語を喋りたがりません。そのため、僕が戦術について意見が言えるようになったのはプレーで信頼も得て、ドイツ語がそれなりに喋れるようになった2020年6月頃からでした。


英語が苦手という人もいると思いますが、英語だけは頑張ってください。
どんなにホッケーが上手くても、コミュニケーションがとれないと信頼してもらえません。
信頼してもらえないと、チームになじむのも難しくなります。
何よりあなたがつらいです。


語学ができなくてもホッケーが上手ければメンバーに入れるかもしれませんが、「中心選手」にはなるのは難しいでしょう。
「中心選手」というのは、あいつがチームを引っ張っていると自他共に認められる存在です。
キャプテン、副キャプテンまたはそれに準ずる存在です。
こういう選手が出てきてほしいな、と思うと同時に僕もそうなりたいと思ってプレーしています。
ホッケー用語は辞書を引いても出てこないので、その国のルールブックを読んでなんとなくの用語を押さえておくとチームになじみやすくなるでしょう。

持ち物

ホッケー道具や生活に必要なものを持っていきましょう。
Kindleやタブレットなどの電子書籍端末はおススメです。
日本の書籍を自由に購入できますし、移動もかさばりません。
パフォーマンス向上のために、本を読む機会もあると思うので強くおススメします!

最後に

今回はどのように海外でプレーするのか、について書いていきました。
最初の「腹を決める」の部分をかなり重視して書いたので、驚いた人もいるのではないでしょうか。
ただ、僕の実感として、技術や体力があってどれだけパフォーマンスがあってもそこがブレてしまうと、様々な変化や予想外の出来事が起こる海外で耐えきれないと思うのです。

日本人が特別技術や体力で劣っているとは思わないのですが、それでも強豪国とここまで溝をあけられてしまっているのは、こうした要素もあると考えています。

僕自身、「腹を決める」まで6年以上かかりましたが、そのおかげで1部チームでのしんどい時を乗り越えて今も活動を続けることができているので、あえてしっかり書かせてもらいました。

次回は、海外でプレーするにあたって気を付けるべきことに記事を書いていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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